フィンガースタイル・ソロギターの練習_1 [曲の練習方法]
ここでは、基礎練習ではなくフィンガースタイルソロギターで1曲弾けるようにする時の練習方法です
長年ギターを弾いている方は問題ないと思います。ご自分に合った練習方法が出来上がっているでしょう
ギター初心者とソロギター初心者の方向けの内容です。
指の表示記号の確認
Tab譜では開放弦を 0 で表示します。左親指は T
です
(追記:右親指をTと書き間違えていましたので訂正しました)
右親指をp 左親指をT
左指
・人差指 1
・中指 2
・薬指 3
・小指 4
・親指 T(サム thumb英語)
右指
・親指 p
・人差指 i
・中指 m
・薬指 a
(・小指 ch ここでは使用しません)
運指
このサイトで何度かお伝えしていますが、フィンガースタイルソロギターの場合メロディーのみとか伴奏のみを練習すると後で運指が変わります。
運指が変わってしまう例
★初心者のアルペジオ_3 [メロディーを入れる]のメロディー「楽譜 3-1 メロディーのみの楽譜」を例にします
メロディーのみで練習する場合
この楽譜に指記号を入れてみます。見やすいように最初の3小節の拡大ですが、後半も運指は同様です
開放弦の番号を便宜上 0 と表示します
図_1 メロディーのみ
練習用に作ったある意味規則的な楽譜ですので左指は開放0と1と3、右指 i m のみです。
普通図_1のように弾くと思います。
・右手は表の拍を人差指 i 裏拍を中指 m
・左は1フレット人差指 1で3フレット薬指指
ソロギターで練習する場合
同様に ★初心者のアルペジオ_3 [メロディーを入れる] より「楽譜 3-3 和音も入れる」を使用します
これは、メロディー+アルペジオ+和音です。練習曲ですが、一応フィンガースタイルソロギターの完成形の楽譜です
図_2 メロディー+ベース+和音+アルペジオ
もちろん他の運指も考えられますが、図_1のようにはできません。小節数が少ない場合はともかく、1曲分をメロディーやベース等パートに分けて練習してしまうと実際フィンガースタイルソロギターでの演奏とは別の運指での練習になってしまい慣れないうちはミスの原因にもなります。
曲のメロディーを把握している事は大事ですがフィンガースタイルソロギターの練習とは違う練習になると言う事です
今回の場合は最初から 図_2の最初の Cmaj7 を押さえる所から始める方が良いと思います
曲全体の練習量を均一化する
当たり前かもしれませんが、楽譜の1小節目から練習しますよね?
限られた時間の中、毎回毎回最初から練習していると最初の部分だけ上手く弾けるようになり後半に行くほど完成度が低くなります。
もちろん最初も肝心ですが、ある程度練習が進んだらパートごとに分けて練習するのも良いと思います
例えば A A’ B C A ‘’ などのよくある歌物でしたら、Aばかり上達してしまいがちなので、Aを練習した次の日は B から練習とか C から練習開始にしてみましょう
「曲全体の練習量を均一化する」考え方です
練習時のテンポ
「気が遠くなる位遅いテンポで練習する」
ジャズギタリストの渡辺香津美氏の言葉で印象にのこりました
早く弾けるようになりたい気持ちがどうしても完成時に近いテンポで練習してしまう原因の一つでしょう。ゆっくりだとイライラしますね。
しかし最初から理想のテンポで練習すると間違います。ミスしますね。この間違った運指やミスを記憶してしまうのが問題だと思います。
簡単な部分をスラスラ弾いて難しい部分でテンポが乱れてミスをする。そしてそれを記憶してしまう。リズム感が悪くなるおまけ付きですね。
ミス出来ない位遅いテンポで練習してみてください。結局その方が早く1曲弾けるようになっているのではないかと感じています。もちろん演奏の完成度次第ではあります。メトロノームに合わせましょう
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