★ソロギターへの近道<4>「コードを押さえながらメロディー音を弾く1」
このサイトで「★フィンガースタイル・ソロギターへの近道」と題して初歩的なアルペジオのパターンからアルペジオにメロディーを入れるまでを解説させて頂いております。アルペジオ編の3で少しコードを入れてますが初歩的です
今回はフィンガースタイル・ソロギター演奏やソロアレンジでのコード(和音)にメロディーをいれる時の運指や考え方です
「フィンガースタイル・ソロギターへの近道 」アルペジオ編はこちら↓ 青文字クリックで移動
★フィンガースタイル・ソロギターへの近道<1> ”超”初心者のアルペジオ_1 [右手の基本]
★フィンガースタイル・ソロギターへの近道<2> ”超”初心者のアルペジオ_2 [コード進行でのアルペジオ]
★フィンガースタイル・ソロギターへの近道<3> 初心者のアルペジオ_3 [メロディーを入れる] ここでは簡単なコードを使用しています
ギターを始めて最初のうちはコード表に載っている形をひとつひとつ覚える事になると思います。大変ですね
グループ演奏と違いソロギターは当然一人ですからメロディーにベースやコードを自分で入れる事になります。
ソロギター向きのキー(つまりメロディーが良く響く位置に来るキー)で演奏しようとするとその位置でコードを押さえる事になりますが、初心者のうちに覚えたコードでは補えない場合が徐々に多くなってくると思います
これがソロギターは難しいと思われる原因の一つではないでしょうか
ひとことで言うなら「コードの音名と各音のルートからの度数を理解して、ギターのフレットにそのコードの必要な音を、またはその音楽に必要な音をあてはめる」 ……か
「ひとこと」が長げーよ
基本的にはメロディーの音を目立たせるために最も高音にしたいので、その音より低音にコードの音をいれる事になります。(私のアレンジは例外が多いですけど)
このサイトでソロアレンジをしているので徐々に練れてきましたが、今でも勿論悩みます。押さえやすさ、弾きごこち、響きの良さ、etc…
では、Cmaj7 (シー・メジャー・セブン)で考えてみましょう
注意:実際には他の音が入る事によってコード名が変わる場合がありますが、ここでは煩雑になるのを避ける為に省略してあります
例_1 Cmaj7 の場合<1>
C△7 CM7 等と表記されます。何の事は無いです。ドミソの 「C コード」に シの音が入っただけです
Cmaj7 構成音
最初のうちは「長3度」とか「完全5度」等はスルーで良いです。いつか必要になったりしますので、頭の片隅に置いておいてください
Cmaj7 コードフォーム-1
図_1の低音の方から
・5弦3フレット→ ド 薬指
・4弦2フレット→ ミ 中指
・3弦0フレット→ ソ
・2弦0フレット→ シ
”0フレット”は勿論開放弦の事です
この場合、メロディーの音が2弦開放の”シ”や、1弦開放の”ミ”の場合使いやすいフォームです。押さえるのも簡単。
勿論3弦開放の”ソ”や3弦2フレットの”ラ”もコードを押さえたまま対応できますが、長7度の”シ”の音がより高音に来ますので除きます
さて、図_1の2弦開放を2弦1フレットにするとローポジションの有名なCのコードですね。左指は・5弦3フレットを薬指・4弦2フレットを中指・3弦開放で、・1弦1フレットを人差指で押さえていると思います。
そこから左指人差指を離すと Cmaj7 ですので、 Cmaj7の押さえ方も・5弦3フレットを薬指・4弦2フレットを中指 の押さえ方だと思います
では、コードを押さえてメロディーを入れていきましょう。例として2弦開放の”シ”からです
メロディーが”シ”や”ミ”ですとそのままですね。また空いている人差指で2弦1フレットで”ド”。小指で2弦3フレットで”レ”を押さえる事ができます。同様に人差指で1弦1フレットで”ファ”です
2弦1フレットの”ド”と2弦3フレットの”レ”の場合メジャー7thの”シ”の音が無くなり単にCコードになってしましますね。可能なら3弦4フレットで”シ”の音を入れましょう。5度の”ソ”は省略して良いです↓↓
これで シ ド レ ミ ファ のメロディー音に対応しました
次に”ソ”を入れてみましょう。簡単ですね?
小指で1弦3フレットを押さえます。
左の小指ですが最初のうちは大変ですね、しかしフィンガースタイルには必要です。慣れましょう。大丈夫です、使ってるうちに慣れます。時が解決してくれます
Cmaj7 +1弦3フレットの”ソ”
この場合3弦のソは要りませんね
では、メロディーを”ラ”にしましょう
Cmaj7 +1弦5フレットの”ラ”
えぇ小指が届きません。届くぞという方もミスに対する安全策で
・5弦3フレットを中指・4弦2フレットを人差指に変えてください。楽に押さえられますね。しかし、前後の流れによっては左指のコードを押さえている指を変えにくい場合もあります。この場合の5弦4弦ですね。次のコードフォームで解決します
ここまでで、Cmaj7 の図_1のコードフォームで 「 シ ド レ ミ ファ ソ ラ 」のメロディー音に対応した事になります
厳密に言えばCmaj7に”ラ”が入ればコード名が変わります。ここではCmaj7を鳴らしながらメロディー音を入れる考え方ですので省略しています
例_2 Cmaj7 の場合<2>
Cmaj7 コードフォーム-2
開放弦無しですのでフレット移動で使い回せます
図_6の低音の方から
・5弦3フレット→ ド 人差指
・4弦5フレット→ ソ 薬指
・3弦4フレット→ シ 中指
・2弦5フレット→ ミ 小指
順序が変わってますが ド ミ ソ シ で同じコードです
コードフォーム-1の解説同様に、メロディーが”シ”や”ミ”で使えますね。また人差指をセーハ (5弦から1弦まで人差指で押さえる) して1弦3フレットの”ソ”がメロディーのときにも対応できます
また、2弦5フレットの小指を1弦5フレットに移動でメロディーが”ラ”の場合にも対応できますね。この場合 5度省略で良いと思います
前後の流れで押さえやすいコードフォームを選択しよりスムーズに演奏出来るようにまた、より音楽的に演奏出来るように考えましょう
今回は2弦開放の”シ”から1弦5フレットのラまで「シ ド レ ミ ファ ソ ラ」の1オクターブに対応しました。
次回より高音に挑戦です
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