調号(♯♭)で「キー(調)の判別」_簡単解説

2020/05/28初心者ソロギター独学[学習と練習]簡単理論解説

  ☆はじめに
・今見ている楽譜のキーがすぐわかります
・楽譜の最初や最後のコードがその楽曲のキーとは限りません
・調号に変化無く転調している曲もありますし、調号も変化している場合もあります
・複雑な解説は極力避けますので、詳細は楽典等でご確認ください


実際の楽譜の例

キーは楽譜に表示されている「シャープ♯」や「フラット♭」の数で分かります

例-1 実際の楽譜

調号でのキー(調)判別-1
楽譜-1

楽譜-1 赤〇フラット1つでキーが「FまたはDm」です。最初のコードもFで分かりやすいですね


メジャーとマイナーについては煩雑になるので、別の機会にさせていただきます。、ここではザックリ
・明るい感じ→メジャー
・悲しい感じ→マイナー くらいで考えてください。


例-2 実際の楽譜

調号でのキー(調)判別-2
楽譜-2

楽譜-2 ではDmで始まっていますがシャープもフラットも付いて無いですね。キーは「CまたはAm」です。

このように、楽譜の最初や最後のコードではなく、シャープやフラットの数で判別できます



キー(調)一覧

イタリア読みの「ド レ ミ ファ ソ ラ シ」 が、
           ↓↓   
日本語では  「ハ ニ ホ ヘ ト イ ロ」で、「シャープが 嬰(エイ)」「フラットが 変(ヘン)」です。

現在日本のポピュラー音楽の世界では 「C D E F G A B」「♯シャープ」「♭フラット」が一般的な表記ですのでアルファベット表示にします。


一覧表

調号でのキー(調)判別-3
図-1
調号でのキー(調)判別-5
図-2 緑色はソロギターでよく使用しますね
調号でのキー(調)判別-6
図-3 黄色は比較的ジャズ系の方が良く使用します


図-1 について

シャープ、フラット無しで分かりやすいです。私はCとAmが好きです。ソロギターで、Cm の曲なら迷わずカポ3で Am のフォームで弾きます。「アンジー」とかですね。
また、カポを付けると開放弦と押弦の差が少なくなるし、弦高下がって良いです。


図-2 緑色枠 について

G D A E とEmは、ソロギターでよく使用されますね。ギターのスタンダード・チューニングが E A D G B E でシャープキー向きなのでしょう。
特にソロブルースですと E A G は使い勝手が良いですね。
ドロップD(スタンダード・チューニングの6弦のみDにダウン)チューニング好きな方は、Dも使えますね。松井 祐貴 氏とかね

まぁ Bm も使いますね…
セッションやソロでの チック・コリア の「スペイン」。
ソロギターの達人 ラルフ・タウナー の「ジャマイカ・ストップオーバー
この辺 Bm ですね


図-3 黄色枠 について

 F B♭ E♭ Gm この辺は、ジャズ系の方に多いですね。やはり管楽器主導で発展してきた音楽だからでしょう。
因みに、ジャズ・ブルースのセッションでは F が多いようです。 
次 B♭だそうで、C E♭ G もするそうです。<By 布川 俊樹 先生>
そう言えば、Cジャム・ブルースもありましたね


  私も分かった! 



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