[解説]「いっそセレナーデ」井上陽水 ☆ソロギターtab

2021/04/11ソロギターアレンジ TAB,YouTube 楽譜動画,ソロギター・アレンジ方法/演奏解説日本のポピュラー

作詞・作曲:井上陽水/編曲:星勝 

YouTube楽譜動画

楽譜はユーチューブのみ公開です。YouTube楽譜動画でご覧ください⇩⇩

アズ・ビー YouTube楽譜動画

楽曲・アレンジ・解説

楽曲

・1984年発表の楽曲

・サントリー・ウイスキー「角瓶」CMで流れてました

高橋真梨子氏(もはや国宝!)や小野リサ氏等々実力派ミュージシャンがカバーされています

アレンジ

・原曲がEmなのでソロギター向きです。最初Emでアレンジしていたのですが、敢えてAm移調しました。ソロギター動画を少し検索すると「いっそセレナーデ」は結構あり、だいたいEmで演奏されていましたので(ちゃんとチェックしていませんが)変更しました

・リハーサルマーク A A’ B A エンディング の構成になります。原曲の間奏「口笛」の部分からのスタートしてエンディングまでの尺です。

・極力音数を減らし独特の空気感を表現しようとしましたが、ソロギターで音数を減らすのは結構勇気が要ります。1人だと空白部分がちょっと怖いです。
 リズムがしっかりとしていて、伸ばす音とミュートする部分を明確にしメリハリのある演奏を心掛けたいと思います

ご注意
・コードはあくまで感覚重視です。聞きごごちが良ければ良しとしております
・一部、左指番号を表示しています(動画楽譜の赤色の数字)が、これは私の運指です。「これが正解」ではありません。自身のベストを考えてみてください

☆指番号や記号についてはこちら⇩⇩


ソロ・アレンジ解説

今回「小節番号」が各行の先頭だけです(デフォルト状態)。最近は解説記事を上げてますので小節ごとに番号を振っていたのですが…忘れました。失礼…解説しにくいです

わ、「わ・す・れ・た」  だと 

 しーません、しーません、ごめんね 

アウフタクト*~ A_ 第1小節「Dm9(11)」

*アウフタクト 弱起 楽曲が第1拍以外から始まること

・出だしのアウフタクト2拍で「3弦に中指2」「2弦に人差指1」を使いますので、そのまま1小節めまで維持して「1弦3F」を小指で押さえます。スムーズですね

・4弦開放のDをベースとして入れても良いのですが、最初低音を控えて、徐々に音を太くしていこうという”よくあるアレンジの作戦”です

・アウフタクト後の1小節め 図1

いっそセレナーデ図1
図1

・さて、「Dm9(11)」となっていますが、ベースにDを入れると「D7sus4」なので 7sus4 の響きです。
 キーAmの、Dmスタートなので、「Dm9(11)」と表示しました。(ルートのD省略で9thのE音他が入っていませんのでDm11とも)
 基本9thや11hは、7hの上に乗せるテンションですが[Dm7(9,11)]、7hを入れない場合このような7th無しの表示もあります「Dm9(11)」。また、7th入れていても省略している場合も良くあります。その都度の判断になります

初心者モモリ

なんのこっちゃ 

アート先生

 煩雑になるので
ここはサラッと読み流してください 

A_ 第2小節 G6

・G6 コード構成音はGの「ソ シ レ」に6thの「ミ」が入ったコードです。メロディーに「ミ」がないのにG6にする必要があるか、なのですがよくある事です。曲の雰囲気をつくるためのアレンジです。唄ってみると分かりやすいです。弾き語りとソロアレンジではだいぶ違います。

A_ 第1~第4小節

・敢えてベースにルートを使用しないで、浮遊感を狙いました。低音を使わなかったのもその狙いです

A_ 第5~第6小節

・トップの音が「ミ」でDm9。「ド」が入って無いので7th省略です

・「ミ」が入ってG6ですね

・G♯m7(♭5) はm7コードの5度を半音下げたコードで、7度も半音下げると「dim」ディミニッシュコードになるので、「ハーフ・ディミニッシュ」とも呼ばれています

・楽譜動画でのこの部分、下降だったので「♭ラ」の表示にしてしまいました。同音ですがコード・ネームからして普通「♯ソ」ですね。失礼

痛恨のミス


B_ 第18小節 F

・私は6弦親指押弦(おうげん)をしていますので、ここは比較的楽なのですが、左親指を使わない方は2回目のベースFが少し面倒ですね。

・左親指を使用する場合 楽譜動画の運指 図2

いっそセレナーデ図2
図2

・左親指を使用しない場合 図3

いっそセレナーデ図3
図3

B_ 第19~第20小節 ベースライン

・このベースラインは原曲のアレンジから使用させて頂きましたが、ソロでは難易度が高いのです 図4

いっそセレナーデ図4
図4

リズムが乱れる位なら「ルート」で良いです

B_ 第29小節とエンディング

・原曲のように29小節でエンディングの頭、「1弦8Fのド」を入れたかったのですが、うまくできません。30小節からエンディングにしました。

・スタートが「m7(9,11)」でしたので最後に「Am7(9、11)」の構成音全音を分散和音にしてで終わってみました。

終わりに

・明るくも暗くもない美しいメロディーに、どこか浮遊感、空気感のある「目立たないけど良質のアレンジ」と感じました。日本を代表する方々の最高の仕事ですね

・このタイプの曲がソロギターにアレンジするのが難しく感じます。曲調は違いますが「夏服のイブ」のソロ・アレンジの時に感じた難しさと共通するものがありそうです


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