[演奏解説]初心者でも弾ける「カントリーブルース」の弾き方 フィンガースタイル・ソロギター

2019/08/12ソロギター・アレンジ方法/演奏解説ブルース,演奏解説

カントリーブルースの使えるネタ_3 ↓ の演奏解説です。

こちらクリックで確認→ フィンガースタイル・ソロギター/ カントリーブルースの使えるネタ_3 Key=E 12-bar×2

音源では再現出来ていない部分を中心に解説したいと思います


この解説は私個人の考え方で、これが正解ではありません。「こんな考え方もある」程度でご覧ください

左指 表示記号の確認

開放弦を 0 で表示する場合があるので混同を避ける為に左親指を T にします

右手親指はp 左手親指をTにします

左指
・人差指  1
・中指   2
・薬指   3
・小指   4
・親指   T(サム thumb英語)


A 1~4小節 E7

[演奏解説]初心者でも弾ける「カントリーブルース」の弾き方-1
© 2019 sirogurei.com

赤〇部分、2弦2フレット(以後F)を2で、1弦3Fを3で押さえて2小節目3拍4拍のベースに備えて人差指の1を空けておきます

2小節目の1拍目をスライドで記譜してますが、赤〇はクォーターチョーキングが良いと思います。カントリー・ブルースの演奏は特にクォーターチョーキングが合います。この時2弦も一緒に軽くチョーキングしてます。と言うよりしてしまします

〇すべてチョーキングでは無く、自身の思うポイントで行うのがよいかも

青線は好みですが、チョーキングとメリハリを付ける為にスライドにしてます

チョーキングやスライドはほどほどに。やりすぎ注意です


A 5~6小節 A7

[演奏解説]初心者でも弾ける「カントリーブルース」の弾き方-2
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赤〇、4弦は1 2弦は2 で押さえてスライドです。緑□の1弦は3、青△1弦3F4の小指です。小指は最初のうちは使いにくいかもしれませんが、慣れるとチョーキングやスライドも違和感が無くなります。是非慣れてしましましょう。

6小節3拍めの黒線の3連符は、プリング・オフで乗り切りましょう。そのほうが雰囲気もでます


A 7~8小節 E7

[演奏解説]初心者でも弾ける「カントリーブルース」の弾き方-3
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赤〇、私はT 左親指で押さえています。もう癖になっています、勿論親指以外でも良いです。最初7小節の1拍め3弦を1、2拍め6弦を2、3弦を3 で押さえてもスムーズにできるでしょう。まとめると6弦は、[開放 2 開放 2]でしょう。3弦は1F2F3Fの移動で、左指は [1-2-2] が良さそうですね。

8小節3拍めの緑〇は16分音符で表示してあります。すぐに音をミュートして「ジャ」と音を切り、アクセントを付けます。勿論好みです

最後の青横長〇のベースは、5弦 ラ ラ♯ と強く弾き、2Fシの時にフレットに弦を叩きつけるようにして、フレットに当たるノイズを出して盛り上げます。演奏の強弱ですね。これは右親指を5弦の下の方に入れて弦を持ち上げるように上に弾きます。弦が戻る時にフレットにあたって音がでます。なかなか効果的です


A 9~10小節 B7 A7

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さあ B7 の部分です。12小節で1度1小節のみのⅤ7です。ポイントですが、Key Eの場合ベース音のEとAは開放弦が使えるのでフィンガースタイル・ソロギターには助かりますね。しかしⅤ7のBは開放弦では2弦になるのでベースには不向きです。5弦2Fか6弦7Fでベース音を出しフレーズを工夫しましょう。1拍めにB単音またはB7コードを鳴らして、後は単音フレーズでも良いと思います。

さて、赤〇部分のベースですが、弾きにくい場合1拍1音でも良いです

参考例


青□囲みので、A7の3連符を”3連中抜き”(3連符の真ん中の音が無い事)にして 一本調子にならないように アクセントをつけます。感覚で自由に演奏してください

アクセント大事です


A 11~12小節

良くあるターンアラウンドです

定番フレーズ

赤〇部分、これはスライドで2F位から4Fまでいきましょう
青〇短く切ってアクセントです



次の12小節に行きます

B 13~16小節 E7

音量上下の例です(あくまでも例です。ご自身の良いと思うように)
赤線音量大、青線音量小です

音量の大小も重要

★メリハリのある演奏が大切です。
ダラダラとゆるく演奏するのと”イナタイ” や ”ブルージー”なのとは全然別物です。この辺りが演奏の上手い下手に関わります。
*参考記事はこちら→ソロギター初心者の問題と解決「テンポの設定」

ここでは例として沢山挙げてます。くれぐれもやりすぎ注意です。やりすぎると所謂”くさい演奏”になってしまいます。
本物のブルースマンの演奏が意外とさらっとしてて、日本人の演奏が真っ黒みたいな事がよくあります。がんばりすぎてしまう?のかもしれません


B 17~20 21~22 Aパートと同じです。 繰り返しですね
多少は上手く繰り返し部分を入れて、演奏に余裕を持たせましょう。但し、強弱や音量の上下の工夫ありが前提ですね


B 23小節~エンディング

これも定番フレーズ

赤〇、テンポを変えているのはテンポ・ルバートを表現しただけです。自由なテンポで終わりに持って行きましょう

青□囲み、適当にストロークしたりアルペジオしたりで良いです。その時の感覚や聞いている方いる場合は反応を見ながら、でしょうか。まぁ気分次第です

ざっくりと24小節見てきました。これからもフィンガースタイル・ソロギターのカントリーブルースを取り上げたいと思います。(あくまで予定でーす)



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