2020/06/05ソロギター・アレンジ方法/演奏解説スタンダード,演奏解説
・☽ムーンリバー Key C (再挑戦)のアレンジ解説です
・ソロ・ギターのアレンジに興味のある方向けの投稿になります
・深い内容ではありませんが、音楽用語が出てきますので少し面倒です
・青文字アンダーラインがウィキペディア等の解説へのリンクになります
小節数等、YouTube動画楽譜をご覧になり参考にしてください↓↓ pc の方は別窓で開きます
1~4小節 イントロ
●一般的にメジャーの循環コードは
ⅠーⅥm7ーⅡm7ーⅤ7 で、1-6-2-5 ですね。
Ⅱm7をサブドミナントのⅣのFにもどしてmaj7にしました。これは、前のコードAm6 (A C E F♯)のベース音をF♯にしておいて(Am6/F♯)半音で移動したかっただけです。自分の好きな響きです。
★F♯→ F ♫な-ん-て-なめらか
●3小節め Fmaj7に9thの「G ソ」を入れて次のGコードを予感させる的な考えです。
4小節めG7で「F ファ」からテーマ最初の音「G ソ」に1音移動でなめらか。
★F → G
5~8小節
●ここは、ベース音を 「ド シ ラ ソ ファ ミ レ ド」と下降させてみました
●頻繁に登場する赤丸の印↓↓図-1
これはバンド演奏やギター・デュオに比べてメロディーを歌うのが難しいソロ・ギターにおいて少しでも表現力に繋がればとの思いですが、今回は使い過ぎですね。
私は右の人差指か中指でダウンストロークしています。クイックアルペジオが得意な場合は、場所によって使い分けるのが良いかもですね
●8小節めの C は、Cmaj7ですね。失礼。私の場合コードの表記はいい加減な部分が多いので注意してください。特にテンションコードで省略音が多いと、どこから見るか、や前後でコードネームが変わってきますしね。(例:Bm7(♭5) = B D F A、 Dm6= D F A B 等々)
9~12小節
●11・12小節から次の13小節は Amの2-5-1で、Ⅱm7(♭5)ーⅤ7ーⅠm (ツー・ファイブ・ワン)でマイナーの場合はⅡが「Ⅱm7(♭5)」になります。キーCの平行調のAmなので解りやすいですね。
因みにこのフォームのBm7(♭5)の響きが好きです。構成音は<B D F A>ですが、
このフォームのボイシングは5弦から<B F A D>図-2 5弦からポロロンが良い響きです
13~16小節
●13小節でベースを ラ ソ ファ と降りてきて、14小節で「Cコードの構成音の ミ」 次に「♭9の レ♭」をベースにして「ルートの ド」 まで <ラ ソ ファ ミ レ♭ ド>と下降させました
●16小節は、下降するメロディーに対してベースをB♭に固定し14小節と対照的にしてみました
17~20小節
●ここは、キーFでアレンジしたときのままCに移調しました。(ノーアイデア) と思ってましたが、18小節3拍めのベースが高い レ になってますね。4弦開放の レ の方が弾きやすいのに。何故かは思い出せませんです…失礼
21~28小節
●出だしと同じメロディーが来る部分ですので変化を付けました。アルペジオな感じです。ベースのみ最初と同じく ド シ ラ ソ~ と下降させています
●26、27、28小節はキーFでアレンジしたときのままCに移調しました
さて、29~32小節
●普通に考えて1番盛り上げる部分でしょうね。和音沢山入れたりしますが、
敢えて音数を減らして、テンポを遅くする事のみで変化を付けました。
実際の演奏は「テンポ・ルバート」になるでしょうね。ライブなら「思い切り遅くして拍手貰ってから次へ」位の感じでしょうか。拍手が無いときは”さらっと”やり過ごしましょう。あざといですが、まぁやり過ぎ注意です
33~40小節
●ここから21小節からの感じに戻しました。
●40小節の G7sus4 は、41小節 「A♭のド」へ怪しく進む為の前振りで「sus4のド」を使用しました。
G7< G B D F > G7sus4< G C D F >です
41~44小節 終わり
●ここで A♭ や B♭ が出てくるのは キーC の同主調の Cm の「ダイアトニック・コード 」の Ⅵ と Ⅶ を使用したものです。
意外性がでて面白いですね。最後のB♭はやり過ぎでしょうか
まとめ…まとまるか?
●色々と書きましたが、正直なところ実際はあまり深く考えていません。「この感じでアレンジしよう」と思いついたらそのまま進みます。アレンジ自体は結構早いです
●このようなサイトをご覧になる方なら色々な音楽を沢山聴いてこられたでしょう。
その音楽体験が今の音楽の嗜好に影響しているでしょうね。
極端な話、モーツァルトしか聞いた事が無い人(現代ではあり得ない?)や、バロック時代の人に私のアレンジを聞いてもらったらどんな反応をするのか興味深いです。「なっとらん!」的に怒られるかもしれません
●音楽は自由なものです。少なくとも私はそう思っています。理論書に「こうしましょう」と書いてあると「そうしたくない」になります。困ったものです。
しかし、独自路線を行っているつもりでも「音楽」や「音楽学」の長い歴史の中のほんの一部分のまた小さな輪のなかでもがいているだけだと感じています
感性と理論の狭間でもがいているだけなのでしょうね。
「ムーンリバー」 ソロ・ギター・アレンジ 1、2 はこちら↓↓
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アレンジ解説「ムーンリバー Key C」ソロ・ギター
2020/06/05ソロギター・アレンジ方法/演奏解説スタンダード,演奏解説
・☽ムーンリバー Key C (再挑戦)のアレンジ解説です
・ソロ・ギターのアレンジに興味のある方向けの投稿になります
・深い内容ではありませんが、音楽用語が出てきますので少し面倒です
・青文字アンダーラインがウィキペディア等の解説へのリンクになります
小節数等、YouTube動画楽譜をご覧になり参考にしてください↓↓ pc の方は別窓で開きます
☽ムーンリバー Key C (再挑戦) ★ソロギター・アレンジ YouTube動画楽譜
1~4小節 イントロ
●一般的にメジャーの循環コードは
ⅠーⅥm7ーⅡm7ーⅤ7 で、1-6-2-5 ですね。
Ⅱm7をサブドミナントのⅣのFにもどしてmaj7にしました。これは、前のコードAm6 (A C E F♯)のベース音をF♯にしておいて(Am6/F♯)半音で移動したかっただけです。自分の好きな響きです。
★F♯→ F ♫な-ん-て-なめらか
●3小節め Fmaj7に9thの「G ソ」を入れて次のGコードを予感させる的な考えです。
4小節めG7で「F ファ」からテーマ最初の音「G ソ」に1音移動でなめらか。
★F → G
5~8小節
●ここは、ベース音を 「ド シ ラ ソ ファ ミ レ ド」と下降させてみました
●頻繁に登場する赤丸の印↓↓図-1
これはバンド演奏やギター・デュオに比べてメロディーを歌うのが難しいソロ・ギターにおいて少しでも表現力に繋がればとの思いですが、今回は使い過ぎですね。
私は右の人差指か中指でダウンストロークしています。クイックアルペジオが得意な場合は、場所によって使い分けるのが良いかもですね
●8小節めの C は、Cmaj7ですね。失礼。私の場合コードの表記はいい加減な部分が多いので注意してください。特にテンションコードで省略音が多いと、どこから見るか、や前後でコードネームが変わってきますしね。(例:Bm7(♭5) = B D F A、 Dm6= D F A B 等々)
9~12小節
●11・12小節から次の13小節は Amの2-5-1で、Ⅱm7(♭5)ーⅤ7ーⅠm (ツー・ファイブ・ワン)でマイナーの場合はⅡが「Ⅱm7(♭5)」になります。キーCの平行調のAmなので解りやすいですね。
因みにこのフォームのBm7(♭5)の響きが好きです。構成音は<B D F A>ですが、
このフォームのボイシングは5弦から<B F A D>図-2 5弦からポロロンが良い響きです
関係調等についてはこちら→ 平行調 relative key/レラティブ・キー ウィキペディアで調べる
13~16小節
●13小節でベースを ラ ソ ファ と降りてきて、14小節で「Cコードの構成音の ミ」 次に「♭9の レ♭」をベースにして「ルートの ド」 まで <ラ ソ ファ ミ レ♭ ド>と下降させました
●16小節は、下降するメロディーに対してベースをB♭に固定し14小節と対照的にしてみました
17~20小節
●ここは、キーFでアレンジしたときのままCに移調しました。(ノーアイデア) と思ってましたが、18小節3拍めのベースが高い レ になってますね。4弦開放の レ の方が弾きやすいのに。何故かは思い出せませんです…失礼
21~28小節
●出だしと同じメロディーが来る部分ですので変化を付けました。アルペジオな感じです。ベースのみ最初と同じく ド シ ラ ソ~ と下降させています
●26、27、28小節はキーFでアレンジしたときのままCに移調しました
さて、29~32小節
●普通に考えて1番盛り上げる部分でしょうね。和音沢山入れたりしますが、
敢えて音数を減らして、テンポを遅くする事のみで変化を付けました。
実際の演奏は「テンポ・ルバート」になるでしょうね。ライブなら「思い切り遅くして拍手貰ってから次へ」位の感じでしょうか。拍手が無いときは”さらっと”やり過ごしましょう。あざといですが、まぁやり過ぎ注意です
33~40小節
●ここから21小節からの感じに戻しました。
●40小節の G7sus4 は、41小節 「A♭のド」へ怪しく進む為の前振りで「sus4のド」を使用しました。
G7< G B D F > G7sus4< G C D F >です
41~44小節 終わり
●ここで A♭ や B♭ が出てくるのは キーC の同主調の Cm の「ダイアトニック・コード 」の Ⅵ と Ⅶ を使用したものです。
意外性がでて面白いですね。最後のB♭はやり過ぎでしょうか
まとめ…まとまるか?
●色々と書きましたが、正直なところ実際はあまり深く考えていません。「この感じでアレンジしよう」と思いついたらそのまま進みます。アレンジ自体は結構早いです
思いつくまでが長いですね
●このようなサイトをご覧になる方なら色々な音楽を沢山聴いてこられたでしょう。
その音楽体験が今の音楽の嗜好に影響しているでしょうね。
極端な話、モーツァルトしか聞いた事が無い人(現代ではあり得ない?)や、バロック時代の人に私のアレンジを聞いてもらったらどんな反応をするのか興味深いです。「なっとらん!」的に怒られるかもしれません
●音楽は自由なものです。少なくとも私はそう思っています。理論書に「こうしましょう」と書いてあると「そうしたくない」になります。困ったものです。
しかし、独自路線を行っているつもりでも「音楽」や「音楽学」の長い歴史の中のほんの一部分のまた小さな輪のなかでもがいているだけだと感じています
感性と理論の狭間でもがいているだけなのでしょうね。
人間は小さいなぁー
お前が小さいだけだろ!
「まとめ」になってませんね
まとめから 「無駄?かもしれない話」 になっとるぞ
「ムーンリバー」 ソロ・ギター・アレンジ 1、2 はこちら↓↓
☽「ムーン・リバー」Moon River / ソロギターTAB
映画”ティファニーで朝食を”の曲「ムーン・リバー」です。このサイトで最初にアレンジしようとしていた ...
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☽ムーンリバー Key C (再挑戦) ★ソロギター・アレンジ
有名曲をアレンジすると「アレンジの技量」というかレベルがバレます。ハイ特にムーンリバーのようなシ ...
https://sirogurei.com/moon-river-tab-2/
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2020/06/05ソロギター・アレンジ方法/演奏解説スタンダード,演奏解説
Posted by アズB