ギター初心者の問題と解決「ギター選び」<2>
疑問
前回のギター選びの話だけでギター選べません。もっと詳しく。
解答・解説<個人の見解>
ですよね、最初は解りませんよね。
前回の
「これだけでギター選べません!」と言う初心者向けです
フィンガーピッキングでのアコギやガットギター選びで何が重要か?気になりそうな事を例としてランダムに挙げてみます。順番と重要度は無関係です
1.見た目
2.価格
3.サイズ・弦長とボディータイプ・幅
4.ネック形状とネック幅・ジョイント位置
5. 音色・ 鳴り
6. 材質と単板か合板か
7. その他
8.まとめ
こうして書いて並べると特にフィンガーピッキングの場合と言う訳では無くギター選びで良いのかもしれません。「フィンガーピッキング向きギター」は聞いた事がありますが、「専用」という事では無いでしょう。そりゃ別にピックで弾けますから。
1.見た目
疑問と解答「ギター選び」 をご覧ください。
2.価格
価格に関しては「何とも言えない」が本音です
「幾ら位の価格が良いですか」と聞かれても全く答えられません。すいません
数十年前に「とりあえず10万円位」と良く聞きましたが、今でも聞きますね、物価が全然違うのにです。
また、「初心者に高級ギターは必要か?」というのがあります。
人は物を購入しようとする時漠然と予算が決まっているそうです。まあそうですね。これも、幾らから高級とかは人によるのでしょう
高級なギターは良いでしょうが、本当に今必要か?今後ギターを続ける決心がついているのか?を良く考えてからにしましょう。一生物です。
今は低価格の良いアコギやガットが沢山あります
でも、極端に安いギターは、「やめたほうが良いです」安物買いの…になります。少しギターを続けているとすぐに感じる事だと思います。
では中古はどうか?ですが、個人的には勧めません。それは、以前弾いていた方の癖が付いているからです。とても上手な方が弾いていたギターは良いのですが、逆の場合はいけません。とても弾きにくいギターと付き合う事になりがちです。上手な方が弾いていたコンディションの良いギターを見極めれるようになってからでないと難しいと思います。
(とても上手な方はあまりギターを手放さないような気がしますが)
3. サイズ・弦長とボディータイプ・幅
全体の大きさ長さとボディー幅は、自分に合う合わないが解らないうちはとにかく沢山触るしかないのですが、大きな方は大きめ位のざっくりした考えでも何とかなります。(無責任!)慣れます。時が解決します。
個人的には最近ですがボディー幅の薄いのが楽です。慣れてしまったのだと思います。
ただ、弦長は考えなければいけません。「弦長」そう弦の長さです。つまりナットがらブリッジまでの長さですね。クラシックギターの一般的なサイズは650mmでしょうか、アコースティックギターは、少し短めなど種類も多いです。
例えば、テンションの同じ弦を張った場合
弦長650mmより630mmのほうが弦のテンションが緩く感じます。
逆に言うと長い方650だと左手は張りが強く感じますし、右手は弾いた後の跳ね返りが強く弾くのにより重さを感じます。
良い悪いではありません念のため。では、どうやって選べば良いでしょうか。まったくの個人的見解ですが、手の長さとか身長とか深く考えずにルックスで決めて良いと思ってます。テンション問題は、弦のテンションで変更できますし、弾いた時の右手の指の跳ね返り等は、最初のうちはそれ程感じ無い解らないが現実かと思います
4.ネック形状とネック幅・ジョイント位置
私の最重要項目「ネック」
個人的に好きなネックの形状
・ナット幅50以上の太めで ・ネックの厚みが薄い ・サラサラしたさわり心地の塗装 です
以下、例として Ovation USA Classic 1863 の写真です
ネックの塗装がサラサラしている事も大事
クラシックタイプの12フレットジョイントですが、カッタウェイ仕様
ジョイント位置は、ネックが何フレットでギターのボディーに接続されているかです。
一般的に、アコースティックギターが14フレットでガットギターは12フレットです。しかし最近の特にエレアコの場合ガットギターでも14や稀ですが16フレットジョイントを見ました。
例えばガットギターで14フレットジョイントは音響的に問題が無ければフィンガーピッキングソロの場合でカポタスト使用時に効果が有ると思います。カポ2でジョイント位置が12フレットになり、左手の運指に支障無く開放弦と押さえた弦の音質の”差”を軽減できるのではと思います。
ネック・ネック幅・塗装に関しては↓↓
5. 音色・ 鳴り
良くギター選びの重要項目にされますが、あまり考えなくて良いです。考える事では無く感じる事ですから。
それに、最初のうち音色や鳴りが問われる様な場面が無いからです。強いて言えば友人に自慢する時くらいです。
余程の事でも無い限り(例えばレコーディングとか)音色・鳴り等関係ありません。
それに凄く上手い方が弾くと良い音で鳴ってしまうという悲しい現実があります。あの激ウマギタリストの岸部 眞明 氏がライブ前リハーサルの時、共演者の方のギターや、光栄な事に前座をさせて頂いた私のギターを音響チェックで少し弾かれたとき良く解りました。まるで違う良い音がしました。まぎれもなく岸部氏の音なのでしょう。鳥肌でした!
でもどうしても気になる場合は信頼できる経験者に判断してもらうしかないですね。とても信頼できる経験者という事ですね。
6. 材質と単板か合板か
2の価格と5の音色・鳴りに関係してますね。
信用できる楽器店・作り手なら価格に比例してよい材質になるのでしょう。ある程度以上の価格ならいろいろ調べて考えましょう。最近のアコギの材質はきりがないのでここでは省略させて頂きますが、可能ならトップ板(ギターボディーの表面)単板が良いです。音が成長していくのが良く解ります。
7.その他
ピックアップ付きか無しか
後付けする事が可能です。今や良質のアコギ用ピックアップは沢山でています。付いていると便利な点は、PC 録音やライブでの出力でしょうか。なんでもパソコンに頼りがちな私には必要です。可能ならピックアップ有りと無しの2台あれば…失礼しました。
カッタウェイ有りか無しか
カッタウェイ有りは高音演奏上に絶大な効果がありますが、音質の問題がーと言う方もおられます。(そんな事プロでもない限り問題になりません。いや、プロでも…)
大丈夫です音質とか問われるのはずーと先です。ルックスで選んで良いと思います
8.まとめ
かえって迷わせたかもしれません。
私の考えでまとめると
*信用できる制作者や楽器店で
*選んでいる時点でかっこいいと思う好きなデザインのギターが(好みは年々変わるんですねーこれが)
*納得できる予算内の価格なら
*触って弾いてみてを繰り返し
*気に入ったら、ネックの触り心地やピックアップの事、カッタウェイの事を考慮し
*可能なら信頼できる経験者の意見を聞き購入する。
最後までお読み頂きありがとうございます。
ギター・機材・小物 No.2
これまでの使用ギターとYAMAHA サイレント ギターについて
「SLG200N-NT ヤマハ サイレント ギター / Ovation USA Classic 1863」 へ続くー
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