●ラブ・ミー・テンダー(オーラ・リー) ラグタイム風 /ソロギターTAB

2019/04/09ソロギターアレンジ TAB,ソロギター・アレンジ方法/演奏解説トラディショナル

前回は比較的オーソドックスなアレンジでしたので

前回を見る [私的アレンジ方法<3>]_A面-3 オーラ・リー アレンジ1

今回は、例を極端にしてみました。ラグタイム風です。「ラブ・ミー・テンダー」でバラードのイメージが強いですからリスナーに意外性を与えるかもしれません

ラグタイムをウィキペディアで調べる

ウィキペディアに書いてあるような事を深く学習した訳ではありません。
私の場合ラグタイムやカントリーブルース等を弾いていたのは中高生の頃なので、昔の記憶を辿ってラグタイム風にしてあります。あくまで”風”です

跳ねたリズムでシンコペーション、比較的アップテンポのイメージでしょうか。


ラグタイム”風”にする為に(重要)

1.低音ミュート

雰囲気を出すために重要な点は、ベース音の「ミュート」でしょう。
6弦、5弦、4弦あたりを右手親指担当の4分音符の低音を右手の”手のひら”小指側の側面をギターブリッジ近くで弦にあててミュートします。
が、しすぎてもいけません。「ハーフミュート」くらいの気持ちでおさえます。右手が固定されますので慣れが必要ですがさほど難しい訳ではありません。
むしろ難しいのは、ミュートした低音でノリやグルーブを出す事でしょう。PC音源では表現できていませんので悪しからず。
★ブリッジ・ミュートやハーフ・ミュートについてはこちら→


1.リズムの跳ね方

ラグタイムの跳ね方については、当然実際の演奏を聴くのが良いですね。
ただ現代的には跳ねすぎなくなっているような気がします。個人の好みの問題ですが、「うさぎのダンス」の”タラッタラッタラッタ”にならないようにしましょう。跳ねすぎですね。

参考までに下に跳ね具合を変えた音源も置いておきます

注意 私は決して名曲”うさぎのダンス”が悪いと言っている訳ではありません。あくまでも跳ね方の例えです。誤解の無いように


ラグタイム”風”アレンジ

アレンジ方法<4> 音源4-1 ♩=130

アレンジ方法<4> 楽譜4-1



跳ね方の例 ラグタイム”風”アレンジ

楽譜は「楽譜4-1」と同じで、ノリを変えます。
所謂”跳ね方”です。このサイトで使用している楽譜作成の無料ソフト ミューズスコア では、スウィングの設定となっていて8分音符の比率~%で表現しています。50%がスタートで%が上がるほどスイングと言うか跳ねます。

「楽譜4-1」 は♪8分音符スウィング比率54%で、テンポはbpm=130です。音符、テンポはそのままでスウィング比率のみ変更してみます

では分かりやすいように極端な悪い例の跳ねすぎから徐々に正常?にしてゆきます

アレンジ方法<4> 音源4-2 スウィング比率 80%

跳ねすぎの悪い例 1


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アレンジ方法<4> 音源4-3 スウィング比率 70%

跳ねすぎの悪い例 2 楽しそうだけど”ウサギ~”です

注意 私は決して名曲”うさぎのダンス”が悪いと言っている訳ではありません。あくまでも跳ね方の例えです。誤解の無いように


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アレンジ方法<4> 音源4-4 スウィング比率 60%

人によって許容範囲かもしれません。私は跳ねすぎだと思います。いかがでしょうか


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「楽譜4-1」 は♪8分音符スウィング比率54% です

アレンジ方法<4> 音源4-5 スウィング比率 50%

良いのではないでしょうか。ちょっとクール


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アレンジ方法<4> 音源4-6 スウィング無し

なんか、かわいらしくなりました。お遊戯の時間が…



今回のまとめ

音源4-2から4-6まで聞いてどう感じられたでしょうか。好みの問題ではありますが、ある程度の範囲に納まるのではないでしょうか。その範囲のなかで、「比較的跳ねる感じ」「あまり跳ね無い感じ」なんだと思います。ラグタイムに関してはスウィング比率54%で楽譜用の音源を表示しました。現代的なジャズとかはあまり跳ねないですね。好みの問題ですけど。

アレンジの話より、リズムの方が中心になってしまいました。
それは、音楽(特に現代音楽)の3要素・メロディー ・ハーモニー ・リズム の中でも個人的にリズムの重要性が高いと感じているからです。曲をアレンジした後の表現すると言う意味で・リズム感・タイム感は非常に重要で、当然リズムに関する事もアレンジの範囲内でしょう


続きは 動画で聞き比べ 続けて聞くと分かりやすい↓↓

[私的ソロギターアレンジ方法<5>]_A面-5「オーラ・リー」アレンジ2種の<動画で聞き比べ>




打田 十紀夫氏の演奏がユーチューブで観れますね↓↓超ラッキー



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